【夏季の白馬岳登山ルート】八方猿倉荘〜白馬山荘まで行ってきたので感想を書く

みなとです。

今回から次回に渡ってお送りする、白馬岳登山レポートの前半がこちらの記事です。実は7月、大学の先輩と長野県白馬にある、白馬岳に登頂してきました

実は登る前、事前にインターネットで色々と情報を集めていたんですけど、あんまり良いサイトが出て来ず、写真も少なくどういう感じか分からず、困っていたんですよね。まあ確かに登山中に写真をのんきに撮れる状況じゃないかと思いますが…。

と言うことで、今回は「白馬岳に初めて挑戦しよう!」という方向けに、写真を多く使いながらコースの状況などを詳しくレポートしていきたいと思います。かなり長編になるかと思いますので、よろしくお願いいたします!

登山の聖地「日本アルプスの白馬岳」とは?

白馬岳は長野県と富山県にまたがる、標高2,932mの山です。北アルプスの白馬連峰の一つで、初級から上級まで様々なモデルコースがあります(上の写真は白馬連峰の眺め)。

「登山の聖地」と呼ばれる最大の理由が、美しい景観です。日本三大雪渓の一つがあることや、山頂付近では尾根を歩くコースが日本アルプスを見渡せて本当に素晴らしい景色を楽しめます。

今回の白馬岳登山コース

インターネットで登山コースを調べていると、とにかく色んなコースがあって意味不明だと思います。僕も最初はそうでした。しかも時期によって通れないコースもあるようで…。

と言うことで、僕が歩いたモデルコースだけに絞ってご紹介します。それが、「八方→猿倉荘→白馬尻小屋→大雪渓→白馬山荘(宿泊)→白馬岳山頂→三国境→小蓮華山→白馬大池→天狗原→栂池山荘→栂池高原→八方」という1泊2日のコースです。

今回は、白馬山荘宿泊までのレポートを書いていきます!

持ち物

必須の持ち物はこんな感じですね(カメラは必須じゃないですが…)。

白馬山荘で夕食、朝食が食べられますし、帰りの昼食も持たせてくれますから、食料は1日目の昼くらいで大丈夫です。写真には写っていないですが、雨や寒さをしのぐ上着は必須です。

水は555mlの水7本を用意しましたが、丁度良いくらいでした。

あとはアイゼンですね。夏山と言えど雪が大量に残っており、雪の上を歩くシーンが結構ありますので、必須だと思います。

あとは歯ブラシとか、救急ボックスとか必要に応じて持って行って下さい。

白馬岳登山レポート

ここからは、各チェックポイントごとにレポートしていきます!

①八方駐車場に車を停め、白馬八方バスターミナルに到着

まずはここから。道の駅白馬です。ここで一夜を明かし、早朝に八方に向かいました。

白馬八方バスターミナル周辺には駐車場がいくつかありますが、今回は第5駐車場が空いていたのでそこに停めました。第5駐車場でもバスターミナルまで徒歩2分くらいです。

着いたのは朝6時ごろでしたが、既に結構人がいましたね。無料なので、夜のうちから到着して一夜を車内で明かした方も多くいたのだと思います。

八方第5駐車場はこちらの場所↓

〒399ー9301 長野県北安曇郡白馬村北城

駐車場からの眺め。既にすごい景色ですね。

②白馬八方バスターミナル〜猿倉荘

白馬八方バスターミナルはこちら↓

ここが旅の出発点。バスに乗ってまずは猿倉荘へ向かいます。

ここでまずはバスのチケットを購入します。片道930円です。そして何故かモンベルのショップもあります。6時だと言うのに登山客がたくさんいましたね。

ちなみに、白馬八方バスターミナルのすぐ正面にも無料の駐車場がありますが、既にいっぱいでした。ここに停めるには前泊するしかないかと思います。

バス待ちの列がこちら。チケットは事前に購入してから列に並びましょう。

始発が6:00、次が6:40とのことですが、あんまり時間通りに来ない印象。登山客が多く本数を増やしているような感じがしました。

バスは満員。20分ほどひたすら峠を登っていきます。

そして、猿倉荘に到着しました。この時点で朝7時。

こんな感じでバスが到着します。

登山届けをしっかり書いて、いよいよ登頂開始です!

③猿倉荘〜白馬尻小屋

猿倉荘の隣が登山口です。林がうっそうと生えており涼しそうな印象ですが…。

しばらくはゆるやかな傾斜が続きます。道も割と歩きやすく、会話を楽しみながらどんどん進んでいきます。

登頂開始30分で、既に絶景ですね。あそこをこれから目指すとなると、何とも不思議な感じがします。

標高が高いところは雪がまだ残っていますが、ふもとは灼熱の暑さ。7月なので半袖でも十分ですが、日焼け対策はしっかりと行う必要がありそうです。

1時間半くらい歩き、最初のチェックポイントの白馬尻小屋に到着しました。ご注意頂きたいのが、これ以降しばらくはトイレや売店はありません。ここでしっかりと準備を整えましょう。少し歩くと大雪渓です。

④白馬尻小屋〜大雪渓〜名も無き休憩ポイント

時刻は8時半。

標高は既に1,560m。

大雪渓がチラッと顔を出しています。ここを登るのかと思うとクレイジーですね。ひとまずまだ雪の上は歩かないので、アイゼンはここでは履きません。

木のトンネルをひたすら歩くと、すぐに大雪渓が広がります。ここからは一気に気温が下がった感じがします。半袖で歩いてきましたが、初めて「寒い」と感じました。上着を来て再出発です。

ここからはアイゼンに履き替え、果てしない大雪渓を歩きます。写真では分かりにくいかもしれませんが、それなりに傾斜もありますから、アイゼンは必須です。

のんきに撮影。油断していると岩が転がってくるので、気休めかもしれませんがヘルメットなどがあると安心ですね。登っていると常に「ゴロゴロ」という音が聞こえます。岩がいつ転がって来てもおかしくありません。下を向きがちですが、前方に注意して歩きましょう。

山の天気は変わりやすいと言いますが、本当にここで実感しました。雲に覆われると先が見えなくなり、風が吹くと雪が舞い上がって非常に冷たいです。半袖では流石に凍えそうです。

視界がどんどん悪くなります。両脇が岩山なので道に迷うことはよほどないかと思います。

1時間ほど歩くと、曇りが徐々に晴れて来ました。

一瞬にしてこの景色。白・青・緑のコントラストがすごいですね。疲れも一瞬吹き飛びました。

振り返るとこの景色。自然の壮大さを感じます。

大雪渓を登り始めて2時間半程度でしょうか。ここからはアイゼンを脱いで岩山を登ります。物凄い傾斜で、転げ落ちたら間違いなく大怪我しそうです。

アイゼンを脱ぎつつ休憩している方も多いのでチェックポイントかと思いましたが、特に名称はないので「名もなき休憩ポイント」と呼びます。時間は11時過ぎでした。

⑤名も無き休憩ポイント〜頂上宿舎

ここは本当に傾斜がきつかった記憶があります。雪を横目にひたすら登ります。

30分ほど歩くと、再びアイゼン必須のポイントに到着。ここは大雪渓を横断する正規ルートで、斜面を人が踏み固めて作っただけの、横幅50cmほどの足場を歩きます。40度くらいはあるのではないかという、信じられないくらいの傾斜。滑落したら下まで落ち、岩に当たって死ぬ可能性大の危険スポットです。ここは肝が冷えました。一歩一歩無理せず、若干体重を左に傾けながら歩きました。

ここを越えれば、初日はアイゼンは必要ありません。あとは草木豊かなルートが続きます。

高山植物も咲いており、景色を楽しみながら疲れを無理やり忘れます。

いつの間にか雲の上。感動の景色ですね。

大雪渓を離れると、再び気温がグッと上がり汗だく。体温調整がポイントです。

何やら建物が顔を出しました。あれが頂上宿舎です。ここまで来れば初日のゴールである白馬山荘はもう一息です。

⑥頂上宿舎〜白馬山荘

3時。頂上宿舎に到着しました。

ここでトイレや軽食もできます。

ここでしばらく休憩することに。

こちら800円の高山価格のうどんです。笑

出発。少し登ると分かれ道がありました。ここから唐松岳に行くルートもあるんですね。上の写真の上部に見えるのが白馬山荘です。

振り返ると頂上宿舎。

そして20分ほど歩くとついに白馬山荘に到着!時刻は4時でした。7時から猿倉荘を登り始めたので、休憩も入れると全部で9時間でしたね。

白馬山荘にて

ここからは白馬山荘を紹介します。

まずこの眺め。完全に雲海の上なので、非常に幻想的な非日常空間が広がっています。

雲のはるか上です。

景色を見ながら食事をしている方が多く見られます。

白馬山荘は最近リニューアルした?みたいなので、見た目も面白くて屋内もおしゃれです。

こちらは「レストラン スカイプラザ白馬」です。

この人だかり。食事やお酒を楽しむ方々で大変な賑わいを見せています。

こちらは白馬山荘の受付。

木を基調としたつくりで、綺麗な内観ですね。

お部屋。個室などもありますが、一番安いのはこの大人数部屋です。

部屋からもこの景色。

乾燥室がありますので、濡れたものやアイゼンなどはしっかり乾かしましょう。

7時を過ぎ、日が落ちて来ました。周りが茜色に染まります。

日の入り直前にはこんな景観も。加工はもちろんなしです。

ここからは一眼レフが活躍。三脚を立てて撮影します。

星はもちろんですが、頂上宿舎やテントの明かりが綺麗ですね。

長時間露光で撮影してみました。下の明かりは多分白馬の夜景です。

食堂はこんな感じです。寮の食事みたいですね。

メニューはとても充実していて美味しいです。山菜がメインの和食ですね。

前半のレポートはここまでです。次回は白馬山荘から白馬岳山頂を周り、栂池まで下りるルートをレポートしますのでお楽しみに!

感想

登ってみて後から知ったのですが、このルートは随分と上級者向けらしかったです。僕は登山の経験が浅くむしろ初心者でしたが、20代の若さでカバーして何とかクリアできた、という感じでした。

そのため登山客も子供や若い方はあまりおらず、どちらかというと30代以上がほとんどでした。気軽に登れる山ではないことは確かですね。

また夏の場合は体温調節が難しいところも注意点です。特に大雪渓など雪の上を歩くところ。立ち止まると汗が体温を奪ってかなり冷えます。そして大雪渓前後では灼熱の暑さ。標高もそれなりに高いので体調を崩してもおかしくないと思いました。

そんな難易度が高い白馬岳ですが、景色は文句なし。流石は「登山の聖地」と呼ばれる場所だけありますね。写真だと伝わらない雰囲気や自然のパワーは、やはり実際に登った人にしか体験できないと思います。心身ともに疲労困憊でしたが、それを上回るほど綺麗なものが見れました。

次回は後半、白馬山頂〜栂池までのルートを紹介します!

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