「ドラクエをクリアするために有給使って休みます」から見える、今の若者の仕事に対する考えとは?

みなとです。

7月30日、Yahoo!ニュースで”働き方”に関する記事が話題となりました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20170730-00073869/

【引用】Yahoo!ニュース

要するに、部下の「ドラクエをやるから有給使って休みます」という届け出に対し、上司はこれを承諾したという記事です。

僕はこの記事から、若者(この人が若者かどうかは言及されていないが、そこは置いておきましょう)の仕事や働き方に対する考え方が垣間見れました。「社会人としてどうなの?」と思う方もいるでしょうが、こういう考え方をする若者は最近多く感じます。なぜなら僕の周りの友達や同僚の、ほとんどがこんな感じだからです(一応、僕自身もギリギリ若者だと思っているので…笑)。

これは重要なテーマだと思っていますので、本記事では働くという事に対する、今の若者の考え方を展開していこうと思います。

あなたが”若者”世代なら、共感してくれたら嬉しく思いますし、そうではなく今の若者を部下にもつ方であれば、彼ら(僕ら)の考え方を知っておくのは損でないと思います。

20代と30〜40代とで、何故これほど温度差があるのか?

これは僕らも感じていますし、同様に30〜40代のおじさん世代も感じているとは思います(良い表現が思いつかないので、以下からは30〜40代の方を”おじさん世代”と言うことにします)。

僕もそうですが、今の若者は基本的に仕事に対してドライです。「定時になったから帰る」「休日は休む日だから、仕事は一切しない」「給料も出ない会社の飲み会は行かない(行きたくない)」「サービス残業なんてどうかしている」そんな考えを持つ人は多いように思います。

一方でおじさん世代は、仕事に熱いと言うか、人間味があるというか、いい意味で泥臭さを感じます。「会社のため、お客様のために働く」「仕事終わりには飲み会でコミュニケーションをとりたい」そんな人が、もちろん全員ではないだろうが多いように感じます。

もちろんどちらが正しいというのは無いと思っています。僕はどちらかというと完全に前者の考え方ですが、おじさん世代の考え方が間違っているとは全く思いません。

では何故、両者でこれほどの温度差があるんでしょうか?それは、彼らが育ってきた時代背景にあると考えています。

だいたい20〜30年前くらいでしょうか、今のおじさん世代が学生から社会に出た頃です。

当時はインターネットや携帯電話もそれほど普及していません。そのため、大学や高校を卒業すれば、友人とコンタクトをとる手段がほぼ無くなります。それは転職なども同様です。

つまり、環境が変わるたびに、そこで構築された人間関係が希薄になってしまいます。

人間は社会的な生き物であり、何かしらのコミュニティに所属することで安心感を覚えるもの。卒業して環境が変われば、新たな土地で共同体(コミュニティ)をつくる、または所属する必要があります。

彼らにとって一番身近な共同体、それが「会社」だったのだと思います。彼らにとって会社の同期は「家族」同然。上司も「家族」とまではいかないかもしれないが仲間意識があり、それなりに近い存在だったのでしょう。そう考えれば、仕事後の飲みの席でのコミュニケーション(いわゆる飲みニケーション)が当たり前だったことも納得がいきます。

しかし今やスマートフォンが1人1台の時代となり、誰もが常にインターネットに繋がっています。LINEやSNSで、常に友達と連絡を交わすことができます。

つまり、今の若者はたとえ社会に出ても、学生時代や地元における共同体と、インターネットを通じて繋がり続けることになります。それに比べ居心地が悪く面倒な「会社」という共同体に、誰が好き好んで所属したいと思うでしょうか?

したがって、今の若者は会社を共同体とは思っていません。会社はただの「働くための場所」、同僚は「働く上でたまたま一緒になった人」、上司は仲間ではなく「評価者」程度にしか認識していない人が大半でなないでしょうか。

であれば、「ドラクエやりたいから休みます」など今の若者が会社に対してドライなことも納得できる気がします。事実、僕の友達や同僚は皆そんな感じなんですよね。

価値観の異なる若者世代とおじさん世代。うまくやるにはどうすればいいか?

若者世代はどうするべき?

「有給は労働者の権利なんだから、ドラクエやっていようが構わない。それは個人の自由だ」そんな意見ももちろん分かります。ただ、そのような考え方は、ぜひ心の中で留めておき、実際は「上司に気に入られるように」振る舞うのが一番賢いやり方だと考えています。

今回のYahoo!ニュースを例にすると、「ドラクエをクリアしたいから」などとは公言せず、嘘でも「資格の勉強をしたいから」「名刺交換会に参加するから」「家族と旅行で」などと理由をつけて「ぐーたら過ごすんじゃないんだよ」ということをアピールしておくのが良かったかもしれません。またそれが巡り巡って会社のメリットとなると述べられれば尚良いと思います。

もちろん労働者にとって、有給をとる理由を言う義務はないですし、例え「ドラクエをやりたいから」でも全く問題はありません。

しかし、それを周りはどう思うでしょうか。社長や上司はどう思うでしょうか。いくら法的に問題ないと言っても、「社会人として」良いイメージを持つ人は少ないでしょう。

心理学によると、人間は合理性より、感情で動くことが多いです。

例えばボーナス査定。仮に能力が全く同じ2人がいたとして、どちらかに1万円多くボーナスを与えなければいけないシーンを想定します。能力は同じですが、その1万円を「ドラクエで休みます」というA君と、休日を勉強や人脈作りなどに充て有意義に過ごしているB君、どちらに与えたいと思うでしょうか?

仕事における評価は客観的に判断されなければいけませんが、判断するのは完璧ではない人間です。であれば、「A君の方に1万円あげたいな」と思うのが人間ですよね。媚を売れということではありませんが、その方が結局は自分が得すると思います。

おじさん世代はどうするべき?

一言で言えば時代錯誤しないことだと思います。

部下に「俺の時代は◯◯だった」「最近の若者は…」と発言するのは、間違いなく彼らに反感を生むと思います。昔は確かにそうかもしれないです。しかし今の時代にはそれが通用しないのが現実です。

上司となったおじさん世代は、彼らなりの成功法則を見出しており、それが正しいと思っていることが多いです。「寝る間も惜しんでがむしゃらに仕事を頑張ったから出世できた」「仕事や休日も同僚と過ごし、人間関係を構築したからこそ強固なチームとなった」彼らの言い分はこんな感じです。

間違っているとは思いません。むしろ正しいとさえ思います。しかし問題なのは、「それをそのまま部下に伝えてしまうこと」だと思います。先述した仕事に対しドライな若者がそれを聞くとどう思うでしょうか?裏を返せば「残業しろ」「休日も働け」という意味に捉えられる可能性は高いです。

まずは若者の考え方・価値観に触れるのが良いと思います。自分の考え方在りきではなく、彼らが何を考えているのか、何を楽しいと思っているのか、それを理解することが第一歩ではないでしょうか。

最後に

色々と書いてきましたが、僕は会社で働くことが好きではありません。偉そうに意見していますが、いつか会社を辞めて自由に生きようと思っています。「テレワーク」など最近よく聞きますが、そもそも一ヶ所に集まって仕事をするスタイルが時代遅れになってくるかもしれません。もしそうだとすれば、僕が頑張って書いたこの記事も、需要など無くなるのかも…

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